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No.7 見えない矯正治療(舌側矯正法)について

2010/10/08

Question

28歳の女性です。歯並びが悪く、矯正治療をしたいと思っています。しかし、接客の仕事をしているため、矯正装置を付けることに抵抗があります。最近では矯正していることが分からない治療法があるようですが、通常の矯正治療との違いについて教えて下さい。

Answer

本格的な矯正治療をする場合、歯の表面に矯正装置を付けて歯並びを改善していきます。これが伝統的な唇側矯正法と呼ばれるものです。一昔前は金属製の矯正装置が主流だったので、かなり目立っていました。この装置を付けることに抵抗があり、矯正治療に踏み込めない患者様もたくさんいらっしゃいました。【画像1】

金属製の矯正装置

しかし、現在では患者様のニーズに応えるべく金属製の装置から目立ちにくいセラミックス系の透明な装置が開発され、これを使うことが一般的となってきました。この透明な装置の普及により成人の方の矯正治療が飛躍的に増えました。【画像2】

セラミック系の矯正装置

さらに、人に気付かれずに矯正をしたいというニーズから誕生したのが歯の裏側から治療を進める「舌側矯正法」という手法です。【画像3】

舌側矯正法

舌側矯正法の最大のメリットは外観上装置が全く見えないので、他のいかなる矯正装置と比べても最高の審美性を有します。さらに矯正装置がみえないことで心理的ストレスを抱えることなく治療に積極的に取り組むことが出来ます。

舌側矯正法の一般的に言われるデメリットとして唇側矯正法と比較して、①やや治療期間が長くかかること。②装置が内側にあるため、「発音しにくい」、「舌が当たって痛む」、「食べにくい」などの訴えが多いこと。③治療しにくい症例があること。④高度な治療技術と特殊な材料を要することから、治療費が高額であること。などが挙げられます。しかし、①②③に関しては、現在、最新式の舌側矯正装置の開発により、デメリットではなくなってきております。④に関しても、当院では費用を抑えてご提供しております。見えない矯正治療をご希望の方はお気軽にご連絡下さい。