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ふかつ歯科・矯正歯科HOMEぷれすしーど掲載記事No.32 〜夢の矯正治療の幕開け〜「スクリューピンを用いた新しい矯正治療」

No.32 〜夢の矯正治療の幕開け〜「スクリューピンを用いた新しい矯正治療」

2012/11/14

Question

最新の矯正治療法について教えてください

Answer

最新の矯正治療についてお話します。従来の矯正治療は患者様の協力状態の有無によって治療期間および治療結果が大きく左右されていました。歯を動かすとき、力の支え(固定源)が必要です。例えば、前歯を動かしたい時は奥歯を固定源として前歯を引っ張っていきます。要するに歯と歯で綱引きをさせるイメージです【画像1】。

綱引き1.jpg

しかし、動いてほしくない固定源である奥歯も少なからず動いてしまいます。固定源の動きを最小限に止めるために、患者様にヘッドギアや顎間ゴムといった面倒な付加装置を日常で使用してもらう必要がありました。そのため、絶対的に動かない固定源(不動固定)というものが求められていました。

近年、画期的なシステムが導入されました。スクリューピンを固定源にした矯正治療というものです。これは矯正用の小さなスクリューピンを歯と歯の間の骨に埋め込み、これを支えに歯を動かすというものです【画像2】。

綱引き2.jpg

ピンを骨に埋めるといっても6ミリ程の小さなピンで、10分足らずで終了し、痛みはほとんどありません。危険で怖いものでは全くないのです。固定源が歯ではなく骨のため動く心配が全くなく、矯正治療の永遠のテーマであった不動固定が可能となったのです。

これを用いれば、確実な歯の移動が行えるためどんな歯並びでも良好な治療結果が得られます。患者様にとって面倒な付加装置も付けずに済むし、治療期間も大幅に短縮できます。2年の治療期間を要する方で、半年〜1年は短縮されます。まさしく、夢の矯正治療法といっても過言ではありません。

当院では、多くの患者様にこのスクリューピンを用いた矯正治療を開始しております。【写真1】

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