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No.125 PLASを用いた新しい矯正治療

2020/08/10
 一般の方が想像するキレイな歯並びとは、笑った際に見える歯がキレイに並んでいるかどうかだと思いますが、歯科矯正学的にはいくつかのポイントがあります。
 最重要ポイントは、上下の歯の大臼歯関係がクラスⅠと呼ばれる咬合様式になっているかどうかです。クラスⅠになっていないのに前歯だけ並べても審美性と機能性を兼ね備えたキレイな歯並びとは言えません。矯正歯科医は、歯列の最終形態がクラスⅠになるように治療を行っているのです。

 今回の患者様は、以前に他院で小臼歯を抜歯して矯正治療を完了していますが、結果的にクラスⅠの咬合が得られずにクラスⅡで終わってしまったものと想像できます。クラスⅡとは出っ歯の咬合様式です。矯正治療により歯はキレイに並んでいるものの口元の前突感が著明で、良好な咬合状態が得られていません。
 この改善策としては、上顎の歯列全体を後退させるしかないのですが、それは非常に難しく、通常の矯正治療では不可能でした。しかし、今回使用したPLAS(口蓋骨アンカースクリュー)から歯列全体を牽引した結果、6ヶ月後にはクラスⅡからクラスIに咬合が改善され、審美性と機能性を兼ね備えた良好な歯並びとなりました。
 矯正治療は、PLASのような最新の装置や治療法が日々開発されて進化しています。当院は、常にそのような先進的な矯正治療を取り入れ、より良い治療結果を目指していきます。

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