No.88 上下顎前突における舌側矯正治療
2017/08/05【上下顎前突とは?】
上の前歯と下の前歯の両方が前に出ていて、口が開いているケースを、上下顎前突(口元の突出)といいます。
上下顎前突は、横顔を見ると口元の突出により、E−ラインから大きく口元が飛び出しています。そのため、下アゴが後ろにさがって、鼻も低く見えてしまうため審美的に良好とはいえません。
【上下顎前突の治療法】
上下顎前突は、矯正治療のみで大部分の症例が治ります。
当院では小臼歯抜歯の可否を検討し、患者さまに最も負担が少なく、効果的な矯正治療をご提案します。また、矯正用アンカースクリューを併用した治療期間の短縮にも実績があります。
【今回の治療例の説明】
今回の患者様は、口元の突出感と前歯の歯列不正を主訴に来院されました。他人から見えない裏側からの矯正治療を希望されたため、上下左右小臼歯を4本抜歯して、舌側矯正治療を開始しました。
上下前歯を後退させたことにより良好な歯並びと美しい口元になり、大変満足していただけました。
初診時年齢:25歳
性 別:女性
矯正治療期間:1年8か月
- 年齢・性別
- 25歳 女性
- 治療期間
- 20ヶ月
- 抜歯
- 非抜歯
- 治療費
- 100万円
- 治療内容
- ハーフリンガル矯正治療
- 施術の副作用(リスク)
- 歯を動かすことによる痛み、許容範囲外の歯根吸収、稀に歯髄壊死や顎関節症を引き起こす、治療後の過度な後戻りなど。