No.86 埋伏歯を伴う矯正治療
2017/05/22患者様は13歳の男の子で、歯並びが全体的に悪いとのことで相談に来られました。
上の前歯一本が歯肉部に完全に埋まっていることが、他の歯にも影響を及ぼし歯列不正を引き起こしたと考えられます。【写真1】
埋伏している歯を萌出させるだけのスペースが足りないため、その部を矯正器具にて広げていきます。【写真2】
埋伏歯が降りてこれる充分なスペースが確保できました。まず、埋まっている部位の歯肉を切開して、歯の表面を露出させ(開窓)、そこに矯正器具を付けて、歯を正常な位置に引っ張っていきました(牽引)。【写真3】
一か月でここまで降りてきました。【写真4】
歯列全体が綺麗に並んだため、矯正治療を終了としました。【写真5】
- 年齢・性別
- 13歳 男子
- 治療期間
- 18ヶ月
- 抜歯
- 非抜歯
- 治療費
- 60万円
- 治療内容
- 全顎矯正治療
- 施術の副作用(リスク)
- 歯を動かすことによる痛み、許容範囲外の歯根吸収、稀に歯髄壊死や顎関節症を引き起こす、治療後の過度な後戻りなど。