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No.134 乱杭歯(らんぐいば)とハサミ状咬合を伴った矯正治療

2021/05/21

 乱杭歯とは、顎骨と歯の大きさの不調和により歯が重なり合って生えていたり、歯列から飛び出してデコボコしている歯並びのことをいいます。

 ハサミ状咬合とは、「シザースバイト、すれ違い咬合」とも呼ばれ、上の臼歯(奥歯)が外側に、下の臼歯が内側にズレてあるため、奥歯で噛み合っていない状態です。(画像1)。

 今回は写真で見て分かる通り、乱杭歯の状態がひどく、歯を並べるスペースがないため、抜歯矯正としました。

 上顎左側第一・第二小臼歯と右側第一小臼歯、上顎左右の親知らずを抜歯しました(画像2)。

 下顎小臼歯の抜歯は行わず、埋まっている下顎親知らずと下顎第二大臼歯を抜歯しました(画像3)。

 それから通法に従って矯正治療を開始しましたが、画像1のハサミ状咬合は、通常のワイヤー矯正では治りません。

 そこで、口蓋にアンカースクリューを埋入して、ゴムにて第二大臼歯を内側の方向に引っ張っていきました(画像4)。

 抜歯部位の正しい選択と矯正器具をうまく使うことにより、シビアな乱杭歯とハサミ状咬合は改善され、審美性と機能性を兼ね備えた良好で安定した咬合状態が得られ、患者様も大変満足されました。

◆年齢:26歳女性

◆治療期間:2年4ヶ月

◆治療費用:約70万円

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