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No.135 最新の見えない矯正治療 「フルデジタル舌側矯正」

2021/06/18

 フルデジタル舌側矯正とは、技工操作を全てデジタル化して、歯の裏側に装置を付けて歯並びや噛み合わせを整えていく最新の見えない矯正治療です。当院では2019年より採用しています。

 デジタル舌側矯正は、ドイツで生まれたカスタムメイド型のリンガルブラケット矯正装置。ヨーロッパでトップシェアを誇り、世界60か国以上で使われています。最大の特徴は、一つひとつの歯に合わせて完全オーダーメイドで作るという点です。

 歯の裏側はとても複雑な形をしており、当然ながら形も大きさも人それぞれ異なります。そのため、形が決まっている既成の矯正装置を適合させるには樹脂をたっぷり盛る必要があり、どうしても厚みが出てしまうのです。しかし、デジタル舌側矯正はブラケットからオーダーメイドするため、どんなに複雑な形をした歯でも正確にフィットさせることができます。装置の厚みもほとんどなく、快適な矯正生活が送れるでしょう。

 また従来の舌側矯正は、歯の裏側の凹凸に合わせて私たち矯正医がその都度アーチワイヤーを複雑に曲げる必要があったため、非常に難易度が高く、美しい歯並びを得られにくいという欠点がありました。

 しかし、デジタル舌側矯正はロボット制御による理想的なアーチワイヤーの屈曲を可能にしました(画像1)。それを歯に付けたブラケットに挿入することにより、美しい歯並びを得ることが期待できます(画像2)。

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年齢・性別
18歳 女性
治療期間
24ヶ月
抜歯
上下左右4番
治療費
80万円
治療内容
全顎矯正治療
施術の副作用(リスク)
歯を動かすことによる痛み、許容範囲外の歯根吸収、稀に歯髄壊死や顎関節症を引き起こす、治療後の過度な後戻りなど。