ぷれすしーど掲載記事

ふかつ歯科・矯正歯科HOMEぷれすしーど掲載記事Vol.151 カリエールを用いた非抜歯矯正治療No.6

Vol.151 カリエールを用いた非抜歯矯正治療No.6

2022/10/13

カリエールを用いた矯正治療とは、クラスⅡ(出っ歯)と呼ばれる臼歯関係を最初の3~6ヶ月でクラスI(正常な噛み合わせ)に是正し、その後、ブラケットにて歯を並べて終了するという画期的な治療法です。

カリエールを使用することで以下の点が期待できます。
①非抜歯矯正
②治療期間の大幅な短縮
③審美性と機能性に優れた治療結果
④矯正治療のストレス軽減

今回の症例は、10歳の女子、歯の凸凹を主訴に来院されました。
上顎前歯部に歯列不正がみられ、小臼歯抜歯の可否を検討しなければなりません。
私の経験から、この程度の歯列不正で小臼歯抜歯をしてしまうと咬合構築が困難となり、治療期間も2~3年と長期に渡ります。そこで抜歯矯正ではなく、カリエールを用いた非抜歯矯正にて治療をしてみようと患者様に説明し同意を得ました。

初診時の臼歯関係はクラスIの良好な咬合ですが、手前の犬歯関係でみるとクラスⅡとなっているため、臼歯関係はクラスIからスーパークラスIというクラスⅢ傾向の強い咬合に是正しないと前歯が綺麗に並ばないと考えました。

そこでカリエールを装着し、2ヶ月間ゴムかけを頑張ってもらいました。その結果、想定していた2㎜の遠心移動が行えて、クラスIからスーパークラスIに是正できました。
その後、ブラケットに切り替えて、15か月間、歯列全体を並べて矯正治療を終了しました。

なんと非抜歯にて治療開始から17ヶ月というスピードで、安定した咬合と美しい歯並びを手に入れることができました。

1014-01.png