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ぷれすしーど掲載記事
2014.10.24
No.55「指しゃぶりが及ぼす歯並びへの影響」について
指しゃぶりを続けていると、奥歯を咬んだとき上下の前歯が開いてかみ合わない「開咬」や「出っ歯」、上顎の歯列の幅が狭くなって上下の奥歯のかみ合わせがハサミのようにズレてかみ合わない「交叉咬合(こうさこうごう)」などの不正咬合になることがあります。
これらの症状の現れ方は、指しゃぶりの期間や、回数、吸う強さなどによっても、個人差が出ます。 指しゃぶりだけでなく、ガーゼ、おしゃぶり、爪、鉛筆などを噛む癖も、歯並びや顎の成長に悪影響を与えることがあります。
これらの癖は、3歳頃までならあまり問題ないとされていますが、4歳以降も続いてしまうと歯並び・顎の成長に影響を及ぼしますので、必ずやめさせた方がよいでしょう。
ただし、やめさせるタイミングが大切です。卒乳の時や、言葉の理解ができた時、お友達ができたなど社会性が発達した時に、やめた方が良い理由をきちんと説明して、できるだけ自分自身で「やめたい」と思えるようにサポートしてあげましょう。
叱ったり、急がしたりすると、お子様にストレスを与えて逆効果となることがありますので注意が必要です。