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ぷれすしーど掲載記事

こんにちは矯正専門医です。ぷれすしーどへQ&A掲載中。

2015.09.23

No.66 見えない舌側矯正治療 ~最先端STbリンガルブラケット~

初診時、上下前歯がひどくガタガタしており、前方(唇側)に突出している状態でした。

 小さいアゴに対して歯が大きすぎるため、上下左右の小臼歯を4本抜歯して矯正治療を開始する事としました。通常、表側の装置であれば、2年程度で歯がキレイに並ぶのですが、患者様は他人から見える表側の矯正装置に抵抗があり、「見えない矯正装置」を希望されました。
 歯の裏側から施術していく舌側矯正治療は、技術的にも、力学的にも表側矯正よりもはるかに難しい治療法です。しかし、最先端の裏側矯正装置STbリンガルブラケットを使用して、アンカースクリューという歯を引っ張る際の強固な固定源を併用する事により、表側装置と同等の治療結果が得られました。治療期間は1年10か月で、舌側矯正としては短期間で非常に綺麗に治りました。
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