記事一覧
Vol.175 カリエールモーションを用いた上顎前突における矯正治療
2024/10/21カリエールモーションを用いた矯正治療とは、クラスⅡ(出っ歯)と呼ばれる臼歯関係を最初の3~6ヶ月でクラスI(正常な噛み合わせ)に是正し、その後、ワイヤーにて歯を並べて終了するという画期的な治療法です。...
Vol.174 上顎前突を伴う エンドオン症例
2024/09/24上顎臼歯と下顎臼歯の理想的な位置関係は、一歯対ニ歯の状態が望ましく、それをアングル分類のクラスIと呼びます。 タイトルにあるエンドオンとは、下顎臼歯に対して上顎臼歯が前方に位置している状態を指し、ク...
Vol.173 矯正専門医である私が インプラント専門医を 取得した理由について
2024/08/25私は大学卒業後、矯正歯科医になるため大学病院の矯正歯科学講座に入局し、矯正治療のみを専門的に勉強して日本矯正歯科学会の「認定医」を取得しました。矯正認定医を取得した7割の歯科医は矯正専門医として矯...
Vol.172 下顎歯列の左方偏位を伴う反対咬合における 矯正治療
2024/07/2811歳の女の子です。初診時、反対咬合と顎の左右の歪みがみられます。顎の歪みの原因をレントゲンや模型などから精査したところ、骨格性の要素は少なく、歯列不正が主要素であるため、骨切りを用いた外科手術の必要...
Vol.171 上下前歯部叢生を伴う クラスⅠ症例
2024/06/24叢生、乱杭歯、八重歯といった歯並びになってしまう原因は、顎骨と歯の大きさの不調和です。例えば、4人掛けのベンチ(顎骨)に6人(歯)が無理やり座っている状況です。 これを解決するためにはベンチから2人...
Vol.170 難治性上顎前突の矯正治療
2024/05/24患者様は25歳の女性で、上顎前突(出っ歯)とスペースアーチ(すきっ歯)を主訴に来院されました。このような状態をディープバイトと呼び、前歯の噛み込みが深く、常に上顎前歯が下顎前歯を突き上げてしまってい...
Vol.169 Angle Class IIを伴う上顎前突の 矯正治療について
2024/04/22タイトルにあるAngle ClassⅡとは、「歯」のズレをみています。下顎の臼歯に対して上顎の臼歯が前方に位置している状態をいいます。また上顎前突とは、「骨格」のズレをみています。上顎骨が下顎骨よりも...
Vol.168 カリエールを用いた骨格性反対咬合の治療について
2024/03/15正常な噛み合わせは、上顎の前歯が下顎の前歯を覆っています。反対咬合とはそれが逆に噛み合っている状態をいいます。 また反対咬合には歯槽性のものと骨格性のものがあり、骨格性要素が強くなればなるほど、通常...
Vol.167 片側性II級不正咬合の矯正治療
2024/02/18今回の症例は、30歳の女性で、前歯の突出とガタつきを主訴に来院されました。 治療プランとして3パターン挙げられます。①上下4番抜歯②上顎右側4番抜歯③上顎非抜歯および下顎前歯1本抜歯。どの治療プラン...
Vol.166 骨格性上顎前突に おける矯正治療
2024/01/21矯正治療の不正咬合には、歯性要素と骨格性要素があり、どちらの比重が大きいかによって、矯正治療の難易度が変わります。歯性とは歯、骨格性とは骨(歯槽骨)です。 矯正治療は歯を動かすため、歯性要素が大きい...