No.33「矯正と審美修復で美しい白い歯を! ~矯正+セラミックス冠+ホワイトニング~」
2013/01/01Question
前歯のすきっ歯を治して、黄ばんだ歯の色を白くしたいのですが、どういった治療になりますか?(30歳 女性)
Answer
すきっ歯(空隙歯列:くうげきしれつ)は矯正治療で比較的簡単に治せます。しかし、すきっ歯の矯正は治療後の後戻りが起こりやすく、せっかく矯正したのに元に戻ってしまったということは珍しくありません。
当院では前歯の部分的矯正治療を希望される方で、後戻りが起こりそうな歯並びの方には矯正治療と併用して、部分的にセラミックス冠を被せることがあります。そうすることで後戻りを防止できるのです。当院で施術した実際の症例写真を交えてご説明いたします。
【写真1】治療前です。前歯にすき間が見られます。側切歯が通常の形態よりも細く小さな矮小歯と呼ばれる形態異常歯です。この側切歯が原因ですきっ歯になったと考えられます。歯の色は黄褐色が強い色調です。
【写真2】まず、中切歯に矯正器具を付けてすき間を閉じています。この程度のすき間であれば一か月程度で完全に閉じます。
【写真3】次に側切歯にセラミックス冠を装着しました。セラミックス冠は審美性に大変優れており、天然歯と全く見分けがつきません。これによりすき間は完全に閉じて、きれいな前歯になりました。治療後の後戻りの心配もありません。
【写真4】最後にご自宅で簡単に出来るホームホワイトニングを行いました。美しく清潔感のある白い歯になりました。矯正治療だけでは治らない場合は、予後を見据えての総合的な歯科治療が必要になります。総合的歯科治療がご提供できるのも当院の特徴の一つと言えます。