No.109 小臼歯抜歯を伴う舌側矯正治療について
2019/04/25 初診時、上下前歯がひどくガタガタしており、前方(唇側)に突出している状態でした。
小さいアゴに対して歯が大きすぎるため、上下左右の小臼歯を4本抜歯して矯正治療を開始する事としました。通常、表側の装置であれば、2年程度で歯がキレイに並ぶのですが、患者様は他人から見える表側の矯正装置に抵抗があり、「見えない矯正装置」を希望されました。
歯の裏側から施術していく舌側矯正治療は、技術的にも、力学的にも表側矯正よりもはるかに難しい治療法です。しかし、最先端の裏側矯正装置STbリンガルブラケットを使用して、アンカースクリューという歯を引っ張る際の強固な固定源を併用する事により、表側装置と同等の治療結果が得られました。
- 年齢・性別
- 25歳 女性
- 治療期間
- 24ヶ月
- 抜歯
- 上下左右4番
- 治療費
- 100万円
- 治療内容
- ハーフリンガル矯正治療
- 施術の副作用(リスク)
- 歯を動かすことによる痛み、許容範囲外の歯根吸収、稀に歯髄壊死や顎関節症を引き起こす、治療後の過度な後戻りなど。