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ふかつ歯科・矯正歯科HOMEぷれすしーど掲載記事Vol.153 カリエールを用いた非抜歯矯正治療No.7

Vol.153 カリエールを用いた非抜歯矯正治療No.7

2022/12/20

当院で頻繁に使用しているカリエールですが、カリエールの使用目的は、上顎臼歯部を遠心に移動することで、非抜歯矯正の適応を広げ臼歯関係をクラスⅡからクラスⅠに是正し、緊密な咬合関係を構築する事です。
さらにカリエールは、上顎前歯の噛み込みが深く、下顎前歯が見えていない過蓋咬合にも有益な効果をもたらします。
上下の歯にかける顎間ゴムの効果により、上顎臼歯が遠心へ移動し、下顎臼歯は挺出します。結果的に前歯の噛み込みが浅くなるのです。

矯正治療で治しにくい難治性の咬合は、「アングル分類Ⅱ級2類の過蓋咬合」です。私がカリエールに出会う前までは、上顎小臼歯を抜歯して、試行錯誤しながら何とか治していました。
しかし、カリエールに出会えてから、私の矯正臨床は激変しました。

今回は、その「Ⅱ級2類の過蓋咬合」をカリエールを使うことにより、抜歯せずに、短期間で素晴らしい結果が得られた症例をご紹介いたします。

◆年齢性別:22歳女性
◆主訴:前歯の凸凹と出っ歯
◆診断:Ⅱ級2類過蓋咬合
◆矯正器具:カリエールモーション、セラミックブラケット
◆治療期間:18ヶ月
◆治療費:80万円(全て含む)

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年齢・性別
22歳 女性
治療期間
18ヶ月
抜歯
非抜歯
治療費
80万円
治療内容
全顎矯正治療
施術の副作用(リスク)
歯を動かすことによる痛み、許容範囲外の歯根吸収、稀に歯髄壊死や顎関節症を引き起こす、治療後の過度な後戻りなど。