院長 渡邉 武寛
当院の最大の特徴は、矯正治療専門のクリニックでありながら、一般歯科・小児歯科・インプラント治療まで全ての歯科治療に対応できることです。令和6年には、インプラント学会の専門医資格を取得しました。全ての歯科治療において、より高度で質の高い治療をご提供できるように精進して参ります。
HOME コラム カリエールモーション(非抜歯矯正) カリエールモーションで実現する非抜歯矯正:歯を抜かない治療の可能性と実際

従来の矯正治療では、歯をきれいに並べるためにスペースを作る必要があり、抜歯が前提となることが多くありました。特に小臼歯の抜歯は一般的でしたが、抜歯に伴う患者さんの負担や不安も少なくありません。
カリエールモーションが非抜歯矯正を可能にする仕組みは、実はとてもシンプルです。上顎の犬歯から奥歯までの4〜5本を、ゴムの力を利用してまとめて後方に移動させることで、前歯部に必要なスペースを作り出します。
特に、前歯の前突量が3〜5mm程度あり、上顎の奥歯の位置に余裕がある症例では、カリエールモーションによって抜歯せずにバランスの良い前歯の位置に整えることが可能です。
当院では、上顎の奥歯を遠心(後方)へ動かすことで、犬歯が正しい位置に並ぶスペースを確保し、結果的に非抜歯で八重歯を改善できた症例が多数あります。
骨格的な問題が大きい場合や、すでに奥歯の位置が後退している場合は、カリエールモーション単独での効果が限定的なことがあります。こうしたケースでは他の装置との併用や、慎重な治療計画が必要です。
一般的に3〜6ヶ月程度が装着期間の目安です。この期間中にゴムかけを併用して、奥歯の後方移動を促進します。装着期間は症例により前後しますが、全体治療のスピードアップに大きく貢献するケースが多いです。
費用の内訳については、初回のカウンセリング時に治療内容とともにご案内します。カリエールモーションを用いることで、抜歯や外科処置が不要になり、結果的に治療の手間やコストを抑えられる場合もあります。また、全体治療にかかる期間が短縮されれば、通院回数も減り、時間的な負担も軽減できます。
矯正治療は基本的に自費診療となります。カリエールモーションの使用も同様に保険適用外ですが、当院ではわかりやすい費用提示と分割払いにも対応しており、無理のない範囲で治療に取り組めるよう配慮しています。
これらの利点により、カリエールモーションは「早く、楽に、目立たず」治療したい方に非常に適しています。患者さんにとって治療の初期効果が見えるというのは、治療の継続意欲にも直結します。
これらは治療をスムーズに進めるために非常に重要なポイントです。特にゴムの使用が治療結果を左右するため、装置が破損したり汚れが溜まることで治療効果に悪影響が出ないよう、日常の注意が必要です。
カリエールモーションの効果を最大限に引き出すには、患者さん自身によるゴムかけの継続が必要不可欠です。毎日指示通りにゴムを装着し、一定の力をかけ続けることで、計画通りの歯の移動が進みます。
装着前には、歯の移動に必要な距離や角度をCTや模型を用いて精密に計測します。治療計画では、ゴムのかけ方や力の方向まで細かく設計されるため、初期の診断がとても重要です。
ゴムは主に就寝中を含め、1日20時間以上の装着が推奨されます。ゴムの交換や装着方法は来院時に詳しく説明し、不安なく日常で継続できるようサポートします。
特に奥歯側の装置に食べかすが溜まりやすいため、歯ブラシの角度を変えてしっかり清掃することが大切です。洗口液の併用や、タフトブラシなどの補助器具を使うことで、むし歯や歯周病の予防にもつながります。
カリエールモーションは、矯正治療の初期段階で使用し、その後ワイヤー矯正に移行するケースが多くあります。ワイヤーでの歯列全体の微調整と組み合わせることで、より精密な仕上がりを目指せます。
当院では、マウスピース矯正との併用症例も多く扱っています。カリエールモーションで奥歯を動かしてスペースを作り、その後マウスピースで前歯を整えるなど、見た目と機能性を両立させた設計が可能です。
https://fukatsu-shika.com/press_seed/000388.html
上顎前突を主訴とした20代女性の症例です。従来であれば抜歯が必要とされる状況でしたが、カリエールモーションを活用し、上顎の奥歯を後方に移動。前歯の突出感が軽減され、非抜歯での治療が可能となりました。
https://fukatsu-shika.com/press_seed/000349.html
10代男性の過蓋咬合症例に対して、カリエールモーションを導入。犬歯から臼歯にかけての歯列を遠心移動させ、咬合の改善とスペースの確保を両立しました。治療期間の短縮にもつながり、患者さんの負担軽減にも寄与しています。
https://fukatsu-shika.com/press_seed/000346.html
骨格性の問題が大きく、外科矯正の適応と判断されていた症例においても、初期段階でカリエールモーションを使用することで、顎の位置と咬合状態が大きく改善。結果として外科処置を行わずに治療を完了できました。
これらの症例は、すべてふかつ歯科・矯正歯科で行われた実際の治療事例であり、カリエールモーションが適切に使われれば、従来の治療の枠を超えた結果が得られる可能性があることを示しています。
これらの点を確認することで、自分の症例に対してどれだけ的確に対応できるかがわかります。経験豊富な医院であれば、より安心して治療に臨めるはずです。ふかつ歯科・矯正歯科では、これらすべてに対応した体制を整えており、多くの実例を持っています。
治療は歯科医師だけで完結するものではありません。ゴムかけの継続、食事や清掃習慣の見直し、通院の遵守など、患者さんのご協力が治療成功に直結します。ふかつ歯科・矯正歯科では、患者さんとの連携を大切にし、信頼関係を築きながら治療を進めていきます。
カリエールモーションは、非抜歯矯正の選択肢を広げる画期的な装置です。従来は抜歯が必要だった症例でも、正確な診断と適切な装置の使用により、歯を残したまま歯列を整えることが可能になります。
ふかつ歯科・矯正歯科では、精密な検査と長年の経験に基づき、患者さんにとって最適な治療をご提案しています。カリエールモーションが適応となるかどうかは、ぜひ一度カウンセリングでご相談ください。

当院の最大の特徴は、矯正治療専門のクリニックでありながら、一般歯科・小児歯科・インプラント治療まで全ての歯科治療に対応できることです。令和6年には、インプラント学会の専門医資格を取得しました。全ての歯科治療において、より高度で質の高い治療をご提供できるように精進して参ります。